炭酸泉関連書籍
【本当にいい炭酸泉】(ベースボールマガジン社 平成19年5月)
~本の内容の一部を紹介致します~
1飲んで効き 長湯して利く長湯のお湯は 心臓胃腸に血の薬
炭酸泉の適応症は高血圧症や神経症
2いつでもどこでも浴することができる これが人工炭酸泉の最大の魅力
炭酸泉はヨーロッパでは療養泉として主に心臓病や高血圧症の治療に利用されてきました。
天然の炭酸泉が湧き出るのはヨーロッパのような古い地形・地層に限られていて、活火山の多い日本では大分県の長湯温泉などのほんの一部にしかないのです。
この装置を用いると、天然とほぼ同様あるいはそれ以上の高濃度炭酸泉を 製造することができるのです。
3細かな泡が作る不思議な暮らし
「医療機関などへの広がり」 血流を促進することによる様々な効能が研究や実験、又は臨床例により 実証されるようになってきました。
医療機関での導入も急速に増え昨年(平成18年)の統計では一般温浴施設で約150か所、医療施設で約500か所、介護福祉施設で約170か所と報告されています。
「炭酸泉でキレイになる」
炭酸泉がこれほどまでに広がりを見せている背景には「キレイ」になる というのがキーワードになっているのではないでしょうか。
「自宅で炭酸泉を楽しむ」
本格的な炭酸泉の時代を迎えいま最も人々の注目を集めているのが自宅で炭酸泉浴です。
4炭酸泉で身も心もリラックス
「シュワシュワの泡の不思議な力」
炭酸泉浴を行うと皮膚に近い毛細血管や細動脈に炭酸ガスがしみ込んでいき、酸素欠乏だと勘違いした体はもっと酸素を運んでくる
ようにと毛細血管を広げ血液の循環が良くなる・・・これが炭酸泉が身体に好影響を与えてくれる主なメカニズムです。
「炭酸泉浴の大きなポイント」
血流促進による効能
血流の循環がよくなることにより、動脈硬化や心臓病など循環器系疾患の症状が緩和されるほか、糖尿病、神経痛、リウマチの疼痛緩和、冷え性、高血圧、肩こりや血行障害の改善など幅広い効能が報告されています。
もともと温泉療法が体に良いということは広く知られていますが サラ湯の場合は入浴直後に血圧が急上昇し、やがて下がるものの、入浴後も高めに推移します。そのため高血圧の人には注意が必要です。
では炭酸泉浴ならどうでしょう。炭酸泉はもともと低温(32~38度)であるため入浴直後に血圧が下がり入浴後も低めに推移するので、高血圧の人でも安心して入浴を楽しむ事ができます。
5きれいになる炭酸泉の賢い入浴法
広く世の中に支持されるためには女性に認められることが不可欠です。
粒粒の泡はいつまでも若くありたいという女性たちにも大きな刺激を与えてくれました。 賢い炭酸泉入浴は肌への効果を実感させてくれるでしょう。
6人工炭酸泉はエコサイクル
人口とエコ・・・対極にあるこの二つの言葉をつないで両立させるのが二酸化炭素?不思議に感じる方も多いと思いますが事実なのです。地球環境にやさしいそのサイクルを取り入れて、未来の地球に少しでも貢献しませんか?
7小さな泡が大活躍
炭酸泉はすでに医療の現場で活用されています。
足の動脈が詰まって足先に血流が行かなくなる閉塞性動脈硬化症(ASO)や、糖尿病性皮膚潰瘍、皮膚壊疽のような血流が悪くなって皮膚の状態が悪化した障害に対する治療に応用されています。
8病院では治療への応用が進み炭酸泉効果は学会でも話題に
炭酸泉王国・ドイツをはじめヨーロッパでは古くから病気の治療に利用されてきた炭酸泉。日本でも人工的に炭酸泉がつくれるようになってから、いち早く利用を始めたのは医療の現場でした。効果を示す症例も、数多く報告されています。
「炭酸泉治療を取り入れて足を救えた率は85%」
【炭酸泉で健康になる】(現代書林 平成19年3月)
~本の内容の一部を紹介致します~
身近な炭酸ガスその知られざる生理作用
1炭酸ガスで病気療養、健康維持
炭酸ガスを含む天然炭酸泉の恵み
炭酸ガスの血管拡張作用は非常にはっきりしていて、どんな時でも必ず一定の時間をおいて作用があらわれてくる。血液循環の改善はどのような病気の治療にも必要だ。 言い換えれば血液循環不良が、多くの病気を引き起こす。
2画期的だった「人工炭酸泉製造機」の登場
日本の医学界でも「治療効果を得るために必要な炭酸ガス濃度は1000pp以上」と定められている。
炭酸泉に入浴していると冷たいという感覚が鈍ると述べたが、それによって体内の体温調節の働きも微妙に影響を受けることがわかっている。体が冷えると体温が失われないように体内では代謝量が上がり、酸素消費量も増える。したがって、入浴して冷たいと感じると、体の内部の体温はかえって上がっていくのだ。
人工炭酸泉装置が開発され、自由に高濃度炭酸泉を利用することができるようになった現在、日本でも医療への様々な応用が既に臨床的に検討され、成果が上がりつつある。
また家庭用の人工炭酸泉装置も市場に出はじめているので、これからは家庭での健康維持、病気の予防や治療の為にも炭酸泉は手軽に活用される時代になっていくのかもしれない。
ドイツから日本へ伝わった「炭酸泉浴」による医療とは
1炭酸泉足浴でリハビリ快調!
・・・山梨県「光の里クリニック」入来正躬医博を訪ねて
入来先生は日本の炭酸泉研究の草分け的存在で、人工炭酸泉をいち早く医療の現場に取り込んだ方でもある。
こちらでは人工炭酸泉が開発されてすぐの1997年から人工炭酸泉が導入され、 主にデイケアに来られる患者さんや入院されている患者さんを対象に「足湯」が行われている。炭酸泉を長らく研究されてきた院長先生の発案である。
高濃度炭酸泉に入ると肌が気泡でおおわれる、皮膚が紅潮する、低温でも冷たく感じない。
入来先生は、炭酸泉の医療活用を研究していた有志の先生方に声をかけ「人工炭酸泉研究会」を設立した。
2生活習慣病に期待できる
炭酸泉の作用は、血管を拡張させて血液循環を良くするという確実なものがあります。
血液循環というのは、体が健康を維持しようとする力になるわけですから、適当な入浴方法を続けることによって様々な病気の予防や治療に役立つのではないかと考えられます。
専門家に聞く! 人工炭酸泉の、病気を治し防ぐ効果
1温熱療法をより確実に効果的に行える人工炭酸泉(国際医療福祉大学 前田眞治先生)
炭酸泉に浸かることによって痛みが取れるのはあくまでも温熱作用によるものであり、体内に入った炭酸ガスが痛みをとるために何かをするというわけではないということだった。つまり炭酸泉の鎮痛効果は温泉に入るのと同じと考えて良いわけだが、炭酸泉がより有効に温熱作用をもたらすのは、体内に入った炭酸ガスがとても単純に素早くしかも例外なく確実に、血管を拡張させるからなのだ。からだを温めることによる素早い効果(温熱効果)や、血液循環の改善によって新陳代謝をうながす作用を得るために炭酸泉というのは非常に優れている、ということなのである。
温泉にしても人工炭酸泉にしても首まで目いっぱいに浸かってしまうのは、体に熱をためすぎてしまうのであまり良い入り方ではないんですね。二の腕というのはからだにたまる熱を放出する ラジエターの役割を果たしますから、心臓の下くらいまでつかるのがちょうどよい、ということになります。
2おそろしい閉塞性動脈硬化症という病気(松尾循環器科クリニック松尾汎先生)
動脈硬化がもたらしている、もう一つの大きな問題については意外に知られていないのではないか 「閉塞性動脈硬化症」という病気です。
患者数は400万人、3万人が足切断に
冷えた足を温める効果は抜群
在宅ケアにおいて手軽に人工炭酸泉による足浴ができるようになれば患者さんの苦痛はかなり軽減されるでしょう。
名古屋共立病院(熊田佳孝先生)では人工炭酸泉による治療をより実践的に行っている。
暮らしの中で人工炭酸泉を活用する
安全で使いやすい人工炭酸泉
「二酸化炭素(炭酸ガス)というのは体内で生理的にごくありふれた物質ですから、基本的には人工炭酸泉はとても安全です。ただし、たとえば窓を閉めた狭い浴室で、高濃度の人工炭酸泉をどんどん作って何時間も使うような場合には換気が必要でしょう。空気中の二酸化炭素濃度で言えば、10パーセントくらいまでは何も問題はありませんが、それ以上になると脳の血管が拡張して激しい頭痛が起こったりします。
ただ、通常の空気中の二酸化炭素濃度は0.4パーセントなのですが、人工炭酸泉を使うことによって濃度が上昇したとしても、おそらく0.45とか0.46パーセントくらいがせいぜい。だから10パーセントというのは通常ありえないです。念のために換気については頭に入れておいて星ということですね。」
神経質で心配症の方は、人工炭酸泉で入浴していると、そこから発生する炭酸ガスが浴室に充満しているイメージを持ってしまうかもしれない。しかし、現実的には心配するほどの濃度になることはまずないということである。
立ちくらみ、血圧急低下、脱水に注意
「高濃度炭酸泉に入浴していると血管が拡張し、血圧が急激に下がります。水道水の入浴でも温泉でも下がりますが、高濃度炭酸泉の場合はまるで高血圧の薬を飲んだときみたいに、拡張期・収縮期とも20から30はストンと下がるのです。もちろん高血圧の方には良いことですね。ふつうの健康な人でも、問題はないと思います。しかしふだんから血圧が低くて立ちくらみするような人、とくに自律神経系に問題がある人は注意してください。へたをすると血圧が下がりすぎて脳貧血や意識障害を起こし、倒れてけがをする危険があります。このようなからだの反応は慣れもありますから、最初は濃度の低い炭酸泉で短い入浴時間にして様子をみるとよいでしょう。湯上りにのぼせや立ちくらみが感じられたら、ちょっとからだにはきついと思って、濃度や入浴時間を調整するようにします」
人工炭酸泉の足湯、体験アンケートより
大手町のOL,669名が足湯体験 そのうち約2割がリピーター
まず足湯を体験した後の実感した効果については1番目に実感した効果として最も多かったのが「リラックス効果」で、利用者の4割がこれを上げている。ついで「冷えの改善」「血行促進」「気分転換」「肌が滑らかになる」「むくみの緩和」などがあげられた。
リラクゼーション、睡眠の質向上
人工炭酸泉や長湯の天然炭酸泉の温泉に浸かってみて、個人的に心から実感したのは「ものすごくよく眠れる」ということだ。
睡眠こそすべての疲労をとる最大の癒しであるということを心から実感させてもらえるのである。
【「美」炭酸ライフを始めよう。】(ベースボールマガジン社 平成18年7月)
~本の内容の一部を紹介致します~
炭酸博士・平石貴久先生による炭酸講座
炭酸に着目した理由
炭酸ガスはヨーロッパでは昔から医療に用いられてきました。もっとも注目された炭酸の効能は、血管の拡張を促す働きで、動脈硬化や心臓病などの循環器系疾患に良い影響を与えます。西洋の食事はもともと肉食中心。そのために、動脈硬化を起こし心臓発作に見舞われるケースが多いのです。しかも、血管の拡張は血圧を下げる働きもしますから、動脈硬化や心臓病のリハビリには炭酸水は大変重宝されたのです。
いまでは「炭酸ガス効果」はさらに広がってさまざまな治療に使われています。
炭酸ガスは脂肪に溶けますから、皮脂腺がアブラで覆われていても皮膚からしみ込んでいきます。炭酸泉に入ると、皮膚に近い毛細血管や細動脈にもしみ込み、血管が広がり、血液がスムーズに流れ始めるのです。
血液の循環が良くなることは、次のような効果ももたらします。
◎血圧が下がる
◎心臓への負担が少なくなる
◎新陳代謝が活発になる
◎エネルギー代謝が増える
◎利尿効果が上がる
このほか、炭酸水を飲むことで胃腸への作用や便秘の緩和が期待でき、美容水として使えば、滑らかで潤いのある美肌作りにも役立つでしょう。
摂氏36℃以下の温泉には思わぬ効果がある
そもそも炭酸泉とは、炭酸ガスが溶け込んだ温泉です。炭酸ガスの性質上、湯温が高いと抜けてしまうため、炭酸泉のヨーロッパ基準「炭酸ガスを1000ppm以上含む」という温泉法をクリアする効果の高い温泉ほど低音ということは理にかなっているのです。
ドイツでは「36℃以上の入浴はからだによくない」と言われるのも、こうした炭酸ガスを多く含む効能のある湯は低温」「高温の湯は心臓に負担ばかりかける」という考え方が浸透しているのかも知れません。
炭酸ガスで血流を促進する治療
「炭酸泉浴がからだにいい」と利用されてきた歴史は古いのですが、なぜよいかという研究が始まったのはごく最近のことです。
温泉研究の最高峰ミュンヘン大学の報告には「炭酸ガスは濃度が高いほど、血流を促進する」とあります。
炭酸の効果に詳しい平石貴久先生に、炭酸泉浴が体内でどんな働きをし血流の流れを良くするのか教えていただきました。
「人間は呼吸するとき『炭酸ガスを吐いて酸素を吸う』といいますが、実際には血液中の炭酸ガスは1割程度肺で交換されるにすぎません。残りは皮膚から拡散されたり他の物質に変化しています。
大部分は炭酸水素イオンとして血液中に溶け込んでいます。この交換(排出)される炭酸ガスの濃度が大きいと、体内でエネルギー消費時の老廃物があることになります。これは『代謝が活発になった』と察知し、『血液をどんどん送ろう』と反射的に血液が拡散され血流が促進されるのです。このメカニズムを自然の中で利用したのが、炭酸泉浴による治療です」
ドイツでは炭酸泉を「心臓の湯」といい、動脈硬化や心筋梗塞などの循環器系障害の治療にも役立てているのです。
炭酸の使いみち、無限に広がる
炭酸泉入浴の効果
炭酸泉が代謝や血流を促進する効能が注目され始めました。水中の炭酸ガスが皮膚から吸収されると酸素欠乏を察知し、もっと酸素を運んでくるようにと毛細血管を広げることから、血液の循環をスムーズにすると考えられ、次のような効果がうたわれています。
◎冷え性の改善(ぬるめのお湯にじっくり入浴するほうが効果があります)
◎疲労回復
◎高血圧の改善
◎疼痛の緩和
◎痔疾の緩和、外傷の改善
◎肩こり・血行障害の改善
◎関節リウマチ、関節炎、神経痛の症状緩和
炭酸の5つの効果を科学する
血圧を下げるワケ
炭酸には、血管を広げ、血流を促進する作用があります。そのため、動脈硬化、心臓病などの循環器系疾患の症状緩和に効果があります。また、糖尿病の治療や神経痛、リウマチの疼痛緩和、冷え性にも有効だとされています。
なぜ炭酸は血圧を下げるのか。一般にさら湯の場合入浴直後は血圧が急上昇し、やや下がるものの入浴後も高めに推移します。さらに42℃以上では血栓を作りやすくなり、高温の入浴で血管の収縮が重なって、入浴中に脳卒中で倒れたいう話しはよく耳にしますところが炭酸泉浴では、低温入浴ということもあって、入浴直後に血圧が下がり入浴後も低めに推移するという報告もあります。
炭酸の血管拡張作用によって、血液の流れをスムーズにし、血圧を上昇させない効果を生み出しているのです。高血圧気味の人が安心して入浴できるのも炭酸泉浴の魅力のひとつです。
血液をアルカリ性にするワケ
炭酸ガスは水に溶けると酸性になるはずですが、炭酸泉浴では血液がアルカリ性になるという報告があります。
もっと詳しくいうと、血液中の炭酸ガスはブクブクと泡になっているわけではなく、大部分が水とくっついて「重炭酸イオン(炭酸水素イオン)」になります。これが老化や病気の元凶であるといわれている「活性酸素」の動きを妨げる働きをし、血液の酸化を防ぐパワーになると言われています。つまり、いま注目されている老化の敵と戦う”抗酸化作用”として、血液をアルカリ性に改善する役目をしていることになるのです。まさに、炭酸泉は”不老長寿の湯”といえるのかもしれません。
エネルギー代謝率を上げるワケ
炭酸ガスの気泡を直接皮膚から吸収すると血液中の二酸化炭素は上昇、マラソンや激しいスポーツをしたときと同じように血液は突然酸素不足になります。すると、からだの末端組織から「酸素をもっと取り込んでくれ」と命令され、反射的に血管は拡張され、血流が増して炭酸ガスや老廃物を洗い流すようになります。
しかも炭酸泉入浴時の体温の上昇率は普通の水の2倍強の速さです。温浴すると温まりやすく冷めにくい炭酸泉は、ぬるいお湯でも体温を上昇させやすいのです。
そのため①汗をかきやすい ②エネルギー代謝量が大きい ③湯冷めしにくくよく寝られる ④心臓に負担をかけないで長湯できるなどの効果があり ⑤ダイエット効果も実証されています
胃腸を整え便秘が緩和されるワケ
炭酸水は飲用することで胃弱体質を整えると昔から多くの人に支持されてきました。いまでも天然ソーダ水や人工のミネラル炭酸水を飲むことによって、胃腸の血管を拡張し、胃腸障害緩和に役立てている人もいます。利尿効果や便秘緩和効果も報告されています。いずれにせよ、炭酸ガス効果で老廃物を洗い流そうとすることから”天然のデトックス”といえます。
疲労回復を促すワケ
炭酸泉浴や炭酸水を飲むことがなぜ疲労回復になるのかは前述の「重炭酸イオン」の働きに関係してます。そのメカニズムは次ぎのとおりです。
*運動すると水素イオンが発生して血液は酸性になる
*同時に発生した炭酸ガスが「重炭酸イオン」をつくり血液を中和する。
*炭酸水を飲むと、血液の中和をより効果的に促進する
疲労の原因といわれる水素イオンや乳酸は炭酸に含まれる重炭酸イオンが働いて排除してくれるのです。
乳酸菌はいったん肝臓に運ばれ糖に合成されるか尿や汗となって体外へ排出され疲労回復となるのです。
炭酸が美肌を作るメカニズム
◎外からの美容効果
炭酸水や炭酸の泡で洗顔したり炭酸泉に入ると、つるつるの肌になったと実感できることがあるでしょう。まず、炭酸の美容効果のひとつ”外からの効果”外からの美肌を作るメカニズムをまとめましょう。
それは一つには炭酸ガスがタンパク質に吸着する性質があることに由来します。皮膚の表面の角質化した細胞(タンパク質)に働きかけ、硬くなった表皮を柔らかくしてはがれやすくしてくれているのです。
二つ目には、炭酸ガスには、毛細血管を広げ血行をよくして、新陳代謝をより促進する作用があります。これにより豊かな新しい細胞が再生されやすくなり、乾燥肌を角質とともにはがし、新しい細胞が潤いを与えてくれるのです。また、新陳代謝をスムーズにすることで弾力性を保つ働きをするコラーゲンが増え、ハリのある透明感を肌に出すのです。
ここで注意したいのは、肌の大敵である紫外線と活性酸素。紫外線はコラーゲンを減少させ、シミの元メラニン色素を作り出してしまいます。また、活性酸素は細胞のすべての機能を低下させ肌のトラブルメーカーとなってしまいます。
この二つの敵から守ってくれるのが炭酸です。紫外線を除ける効果はありませんが、新陳代謝を活性化して日焼けの色素を定着させにくくはしてくれます。
三つ目は炭酸が作り出す気泡が爽快感を増やしてくれます。気泡も炭酸ガスですから皮膚の表面を刺激して滑らな肌にしてくれるでしょう。
◎内からの美容効果
炭酸の”内から”の美容効果はどうでしょう。まず一つ目に代謝をスムーズにすることがあげられます。
二つ目に炭酸を飲むことで酸性に傾きかるからだを中和させ、元気にする作用があります。
三つ目に、胃や腸の毛細血管を拡張する作用があげられます。このことが新陳代謝をさらにスムーズにして、からだの中から”きれいの素”を作ってくれるのです。
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